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日志

アルバイト

已有 509 次阅读2006-12-15 02:55

天气: 晴朗
心情: 平静

 『かつては生活費(せいかつひ)や学費(がくひ)稼ぎを目的としたアルバイトも今は切実(せつじつ)さに欠け、むしろ学業の妨(さまた)げになりつつある』。そんなふうに宣言(せんげん)して、埼玉大学(さいたまだいがく)は今春から学生へのアルバイト紹介業務(しょうかいぎょうむ)をやめた。その理由(りゆう)の一つに担当者(たんとうしゃ)は、『切実さの欠如(けつじょ)』をあげる。

 毎月9万8千円の仕送(しおく)りをもらい、1万円の奨学金(しょうがくきん)と2万6千円のアルバイトの収入(しゅうにゅう)など計13万6千円余りで暮らす。家賃(やちん)と光熱費(こうねつひ)に5万1千円、食費(しょくひ)に3万円、教養(きょうよう)や娯楽(ごらく)に1万円使う。全国大学生協連(ぜんこくだいがくせいきょうれん)の調査(ちょうさ)によると、一人暮らしの平均的(へいきんてき)大学生の姿(すがた)だ。東京の大学に通う学生に限れば、仕送りは12万3千円を超(こ)す。

 求人情報誌(きゅうじんじょうほうし)の調査では、アルバイトの目的に7割の学生が『外食(がいしょく)や小遣(こづか)い稼ぎ』をあげ、『旅行(りょこう)やレジャーの資金(しきん)づくり』などが続く。多少(たしょう)とも切実さを感じさせる答えは『生活費(せいかつひ)の補填(ほてん)』で、5番目にようやく登場(とうじょう)する。

 かつて、多くの大学生の生活がアルバイトなしでは成り立たない時代があった。【青春の門】(五木寛之)の主人公(しゅじんこう)、伊吹伸介(いぶきしんすけ)のように、製本屋(せいほんや)で働いたり、ときには血を売ったり。苦学生(くがくせい)があちこちにいた。彼らは親になったとき、心中(しんちゅう)に去来(きょらい)したのは『子どもには苦労(くろう)をさせたくない』『順調(じゅんちょう)な学生生活を送らせたい』といった思いだったかもしれない。そして経済(けいざい)の成長(せいちょう)とともに、仕送りできるお金が増えてきた。

 ところが、この不況(ふきょう)。仕送りもままならず、アルバイトなしではやっていけない学生が増えているのではないか。しかし生協連や情報誌の担当者(たんとうしゃ)から返って答えは『父親(ちちおや)の給料(きゅうりょう)が減っても、子どもにはしわ寄せしない。父親の小遣いを減らし、母親(ははおや)も働いて補(おぎな)っている』。増えているのはむしろ、苦労する親、それに甘(あま)える子だというのである。

 親の愛情(あいじょう)と子どもへの期待(きたい)。いや、単なる甘やかしか。これもいまの日本の一つの縮図(しゅくず)。 

单词:

アルバイト─打工。
かつて─曾经是,以前是。
稼ぎ─赚钱。
切实(せつじつ)さ─切实,殷切。
むしろ─与其………,不如……。
欠如(けつじょ)---缺少,缺乏。
仕送(しおく)り─汇寄钱款、生活费。
光熱費(こうねつひ)─水电费及煤气费。
全国大学生協連(ぜんこくだいがくせいきょうれん)─全国大学生生活协同组合的略称。
外食(がいしょく)─在外吃饭。
小遣(こづか)い─零化钱。
レジャ―─休闲。
資金(しきん)づくり─筹集资金,积攒资金。
多少(たしょう)とも─多少,稍微。
なしでは成り立たない─没有……的话就不……,不……的话就不……。
【青春の門】─小说【青春之门】。
五木寛之(いつきひろし)─
作家
伊吹伸介(いぶきしんすけ)─小说【青春之门】的主人公。
製本屋(せいほんや)─书籍装订工厂。
苦学生(くがくせい)─工读生。是指一边学习,一边工作的学生。
心中(しんちゅう)に去来(きょらい)─在心里环绕。
不况(ふきょう)─不景气。
ままならず―不如意,不顺心。
給料(きゅうりょう)─工资。
しわ寄せしない─没有波及到。没有影响到。
甘(あま)える─撒娇。
甘やかす─娇宠,娇纵。



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