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言語の四技能「読む・聞く・話す・書く」から言うと、「読む・聞く」の場合は母語の基礎もあって、そして文脈を借りて、ある程度簡単に習得できます。
「話す・書く」の場合はその手がまったく使えないです。言語的な構造をどこまできちんと理解できているのかすぐばれてしまいます。だから学習者のレベルをはかるときは選択問題をやめて、言わせるあるいは書かせるといい。
同じ理由で、上達させるために聞きながら書かせる練習をさせると効果が出ると思います。これは書く力につながります。
通訳者を訓練するために、「シャドウイング(shadowing)という方法があります。通訳者に不可欠なワーキング・ボキャブラリー(自在に使いこなせる言葉)を増やすための基本的かつ効果的な訓練です。
訓練方法はとても簡単です。録音テープ(ビデオテープも可)の内容が聞こえてきたら少し遅れて音声の後を影のように追います。あたかも自分の言葉で話しているようにできるまで何回も練習します。慣れないうちは短いものを使い、段々長くします。
注意点として、途中でつかえても、テープは絶対に止めない、数秒間言葉を飛ばして、また次の文頭からついていくようにします。自分の声がテープの声の邪魔をしないようにコントロールします。
大人の脳は子供と違い、理解していない言葉や知らない言葉をそのまま音声だけ真似るということが難しいので、この練習を通じて、話す力をアップさせます。毎日少しずつ練習するのが大事です。
頭で分かっていっても、いったん口で言ってみると案外正しく言えない、これが非ネイティブです。
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