テストが無事が終わったけど、合格かどうか神様だけが知っている。
【田中という方がお見えです】
最近の学生は、大学教授相手にもあまり敬語を使わなくなってきたといわれる。
たとえば、「先生が昨日、あのように言われたことは、本当ですか」といった具合だが、
こんな調子で社会人になると、大恥をかくことにもなる。
会社に田中と名乗る人物が訪れたとする。取り次いだ新入社員は、上司に、
「田中という方がお見えです」と伝えたとしよう。しかし、こんな取次の言葉が田中氏に漏れでも
したら、上司の顔が恥ずかしさで真っ赤になるところだ。
この場合。田中氏に失礼当たるのは、「田中という方」である。まずお客様だから「田中様」というのが
敬意のある言い方だし、「という方」というのも問題だ。「いう」という言葉には敬意が含まれていないから、
敬意を加える表現が必要である。というと「いわれる」と思いつく人もいるだろうが、これでもまだ敬意のレベル
は低い。
「田中様とおっしゃる方がお見えです」というのが、社会人としての正解なのである。
学生時代に「先生の言うことは…」などと平気で言っているから、このように恥をかいたり、先輩・上司に恥ずかしい
思いをさせる事にもなる。「いう」の尊敬語が「おっしゃる」だと頭で理解していても、現実に使っていなければ、
ついぼろを出しがちなのだ。
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