【確かに課長に申しあげておきます】
得意先を訪問し商談をしていると、当事者同士では決められないことや、問題点、改善点など
が明らかになることが多い。それらのことを会社に帰った時に上司に伝えるよう頼まれることも、
よくある話だ。
このよくある話の中にも、敬語のミスは潜んでいる。たとえば、「確かに課長に申しあげておきます」
などと言っては、得意先の担当者は「本当にこの人で大丈夫なのだろうか」と首をひねることになるだろう。
時分としてはせっかく預かったっ伝言だから、できるだけ丁寧な言い方をしようとしたのかもしれない。
ただ、そこで敬語の使い方が混乱しているのだ。
「申し上げる」というのは「言う」の謙譲語であり、言った本人をへりくだらせることで、言った相手を
立てるというものだ。
このとき、「申し上げる」相手はだれかというと、得意先ではなく、自分の会社の課長である。得意先で
自分の会社の者に敬語を使っては、これはビジネスマン失格である。
立てなければならないのは、自分の上司ではなく、相手の方がである。そこで、得意先相手に尊敬を表す言い方を
すればいい。
「確かに課長に申し伝えます。」と言えば、相手も安心して伝言をまかせられるというものだ。
潜む(ひそむ)(1)隐藏,潜藏,潜伏下来。魚が水底に潜む。
(2)藏在 潜んでいた意識が現れる。
ひねる(1)拈,捻,拧,扭,捏。ひげを捻る。/拈胡须。
(2)扭转。首を捻る。/转头,左思右想(而不解)
(3)打败,击败,治。簡単に捻る。
(4)使别具风格,使与众不同。捻った試験問題。
(5)费尽心机,搜索枯肠。俳句を捻る。