注~册 登录
咖啡日语论坛 返回首页

chinimei的个人空间 http://www.coffeejp.com/bbs/?8863 [收藏] [复制] [RSS]

日志

グリム童話--いっしょに暮らした猫とねずみ(中日文对照)

热度 1已有 1594 次阅读2010-11-8 10:14 |个人分类:物語|

猫がねずみと知りあいになりました。きみが大好きだ、仲よくしてあげるよ、と言って、猫はねずみをたいへん喜ばせました。それで、しまいにはねずみも、猫とおなじ家に住んで、いっしょに暮らすことにしたのです。有一只猫认识了一只老鼠,便对它大谈特谈自己是多么喜欢老鼠,原意和它交朋友,弄得老鼠终于同意和猫住在一起,共同生活。

「ところで、冬の支度《したく》をしておかなくちゃね。でないと、ひもじい目にあうからね」と、猫が言いました。「ねずみくん、あっちにいったり、こっちにいったり、危ないまねをしちゃいけないぜ。しまいには、罠《わな》にひっかかるからね」"我们得准备过冬的东西了,不然我们到冬天会挨饿的,"猫说,"至于你嘛,我的小老鼠,哪里也不要去,我真怕你会被什么老鼠夹子夹住。"

 ねずみは、この親切な忠告にしたがいました。やがてねずみは脂《あぶら》をいれた小鉢《こばち》を買いこんできたのですが、それをどこに置いていいものやら、わかりませんでした。いろいろと考えあぐねたすえ、猫が言いました。老鼠接受了猫的好建议,于是它们买来了一罐猪油,然而两个人都不知道该把猪油放在什么地方。它们左思考右思考,最后猫说:

「教会にしまっておくのが、いちばんいいと思うんだ。あそこに置いとけば、誰も掻《か》っぱらおうなんて思いやしないからね。祭壇の下に置いといて、ほしくなるまで、手をつけないことにしよう」こんなわけで、その小鉢は、安全なところに置かれることになりました。"我觉得这猪油放在教堂里是再合适不过的了,因为谁也不敢偷教堂里的东西。我们把猪油藏在祭坛下,不到万不得已的时候决不动它。"猪油罐就这样被放到了安全的地方。

 ところが、しばらくすると、猫は脂《あぶら》がなめたくてなめたくて、たまらなくなってきたので、ねずみに向かって言いました。「話しがあるんだがね、ねずみくん、ぼくね、いとこから名付け親になってくれと頼まれたんだ。白に茶いろのぶちのある男の子を産《う》んでね、その子の名付け親になってくれというのだよ。それで、きょうは、そとに出かけさせてくれないか。きみは、ひとりで留守ばんしててくれないかな」可是没过多久,猫开始想吃猪油了,便对老鼠说:"小老鼠,我想跟你说点事。我的表姐刚刚生了一个小宝宝,还请我当小宝贝的教母。那小宝贝全身雪白,带着一些褐色的斑点。我要抱着它去接受洗礼,所以今天要出去一下,你一个人在家看家,好吗?"

 すると、ねずみは「いいわよ、いいわよ」と答えました。「いいからいってらっしゃい。おいしいものを食べたら、わたしのことも考えてちょうだいね。誕生祝いのおいしい赤ぶどう酒なんか、わたしだってひと口ぐらいいただきたいものね」"好的,好的,"老鼠说,"你尽管去吧。要是有什么好吃的东西,千万要记着我。我很想尝一点洗礼时用的红葡萄酒。"

 でも、これはなにもかも真っ赤《か》な嘘《うそ》でした。猫にはいとこなんかいなかったのでした。ですから、名付け親になってほしいと頼まれたこともなかったのです。猫はまっすぐ教会にいくと、脂の入った小鉢にそっと忍びより、ぴちゃぴちゃとなめはじめ、脂の表皮《かわ》をきれいになめてしまったのです。这一切当然都不是真的,因为猫并没有表姐,也没有被请去当教母。它直接去了教堂,偷偷爬到猪油罐那里,开始舔呀舔,把顶上一层猪油舔得精光。

それから、猫は町の屋根の上をぶらぶらと散歩して、いい場所をえらぶと、日だまりに長ながと寝そべったのでした。そして脂の小鉢を思い出すにびに、猫はひげをぬぐいました。然后,它在城里的屋顶上散了散步,想碰碰别的运气;接着便躺下来晒太阳。每当想起那罐猪油,它都情不自禁地舔舔自己的嘴唇。

 夕方になってからやっと、猫は家に帰ってきました。

「まあ、お帰んなさい。きょうは、楽しかったでしょう」と、ねずみはいいました。它一直等到天黑才回家。"啊,你终于回来了,"老鼠说,"这一天肯定过得很开心吧?"

「うまくいったよ」と、猫は答えました。"一切顺利。"猫答道。

「いったい、どんな名前をつけたの?」と、ねずみがきくと、猫はぶっきらぼうに答えるのでした。

「『表皮《かわ》なめ』だよ」「『表皮なめ』ですって。変《へん》てこな名前だこと、おかしな名前ね。"你们给那孩子起了什么名字?""没了顶层!"猫冷淡地说。"没了顶层!"老鼠叫了起来,"这个古怪的名字可不多见。

あなたの一族にはよくある名前なの?」と、ねずみが大きな声でたずねると、猫が言いました。「なんでもないだろう。きみのほうの名付け親たちがよくつける『パンくず泥棒』なんていう名前よりゃ悪くはないぜ」你们家常取这样的名字吗?""那有什么?"猫说,"不比你的那些教子叫什么'偷面包屑的'更糟吧?"

 それから、しばらくするうちに、猫はまた、脂がなめたくてなめたくてたまらなくなりました。そこで、ねずみに言いました。「すまないんだけれど、もう一度、家の仕事をやっといてもらいたいのだがね。また名付け親になってくれと頼まれちゃってね。なにしろ、首のまわりに白い輪のある子だもんだから、ことわりきれなくってさ」没过多久,猫又想吃猪油了。它对老鼠说:"你得帮我一个忙,再一个人看一次家。又有人请我当教母了,而且这个孩子的脖子上有一道白圈,我实在无法推辞。

 気のいいねずみは、同意しました。猫は、市《まち》の防壁《へい》のうしろをまわって、そっと教会に忍びこむと、脂の小鉢を半分たいらげてしまいました。そして、「ひとりで食べるくらいうまいものはないな」と、ひとりごとを言って、きょうはうまいことをやったものだと、猫はご機嫌でした。家に帰ると、ねずみがたずねました。「こんどの子には、どんな名がついたの?」「『半分ぺろり』という名だよ」と、猫が答えました。「『半分ぺろり』ですって?なに言ってるの。そんな名前、生まれて初めて聞いたわ。そんな名前、暦《こよみ》に載《の》ってやしないわよ!」"好心的老鼠同意了。猫从城墙后面溜进教堂,一口气吃掉了半罐猪油。"什么东西也没有比吃到自己的嘴里更好,"它说,心里对这一天的收获感到很满意。等它到家时,老鼠问道:"这个孩子起的什么名字呀?""吃了一半,"猫回答。"吃了一半!你在说什么呀?我长这么大了还从来没有听说过这样的名字。我敢打赌,就是年历上也不会有这样的名字!"

 しばらくすると、また猫は、脂がなめたくてなめたくて、たまらずよだれをたらすのでした。「いいことは三度あるものだね」と、猫はねずみに向かって言いました。「またまた、名付け親になってくれと、言われちゃってね。今度の子ときたら真っ黒なんだ。足のさきだけ白くてね、からだには白い毛なんか一本もないんだよ。あんなのは二、三年に一匹生まれるか生まれないかだ。きみ、いってきてもいいだろう」

「だけどさ、『表皮《かわ》なめ』!だとか、『半分ぺろり』! だとか、変な名前なのね。おかしいんじゃない?」と、ねずみは言いました。不久,猫的嘴巴又开始流口水了,想再去舔一舔猪油。"好事成三嘛,"它说,"又有人请我去当教母了。这个孩子除了爪子是白色的,浑身黑黝黝的,连一根白毛都没有。这是好几年才会碰上的事情,你当然会同意我去的,是吗?""没了顶层!吃了一半!"老鼠回答,"这些名字真怪!我实在弄不明白。"

「きみはね、ねずみ色のラシャの上着を着こんでさ、髪もお下げにして、家に引っこんでいるから、ふさぎこんでしまって、妙なことを考えるんだよ。昼間そとに出なかったりすると、そんなふうになるんだぜ」

 猫のいないあいだに、ねずみのほうは家のなかの掃除をして、仕事もきちんと片づけておきました。ところで、食いしんぼうの猫のほうは、小鉢の脂をきれいになめて、すっかりたいらげてしまったのでした。「たいらげちゃうと、落ち着くもんだな」と、猫はひとりごとを言いました。お腹《なか》いっぱい食べた猫は、夜も遅くなってから、家に帰ってきました。すると、さっそくねずみは、三番目の子についた名前をたずねました。「こんどの名も、きみにはきっと気に入らないだろうがね。『きれいにぺろり』というのだよ」と、猫は言いました。「『きれいにぺろり』ですって!そんな変な名って、あるかしら。そんな名前、活字になったの見たこともないわ。『きれいにぺろり』!それ、なんのこと?」と、ねずみは大声でそう言いました。そして、頭を横にふると、からだをまるめて、寝てしまいました。"你白天又不出门,"猫说,"整天穿着深灰色的皮袄,拖着长长的尾巴,坐在家里胡思乱想,当然弄不明白啦!"趁着猫不在家,老鼠把屋子打扫了一下,把东西放得整整齐齐。可是那只馋猫把剩下的猪油吃得干干净净。"人只有把东西吃得干干净净才能放心,"它自言自语地说。它吃得饱饱的,直到天黑了才挺着圆圆的肚子回家。老鼠看到它回来,立刻问它这第三个孩子起的什么名字。"你也不会喜欢这个名字,"猫说,"它叫'吃得精光'""吃得精光!"老鼠叫了起来,"这个名字太令人费解了!我从来没有在书上见过。吃得精光!这是什么意思呢?"它摇摇头,蜷缩起身子,躺下睡着了。

 それからというもの、もう誰も、猫を名付け親に頼むものはいなくなりました。しかし、それから冬がやってきて、外にはもうなにひとつ食べるものもなくなると、ねずみはとっておいた脂のことを思い出して、「さあ、猫さん、しまっておいた脂の小鉢のところに行きましょうよ。おいしいでしょうねえ」と、猫に言いました。すると、猫は「いいともさ、美食家のきみには、うまくもなんともないだろうさ」と言うのです。二匹は、出かけていきました。教会に着いてみると、脂の小鉢はもとのところにまだありました。でも、なかはからっぽです。そこで、ねずみは言いました。「ああ、やっとわかった、こういうことになっていたのか。これで、はっきりしたというわけね。あんたは、ほんとうにいい友だちね! すっかりたいらげちゃったのね。名付け親になると言っては、食べてたのよね。最初は、表皮《かわ》なめだったけど、次は、半分ぺろり、とね。それからさ……」「黙《だま》らねえか」と、猫は怒鳴《どな》りました。「もうひとこと言ってみろ! てめえだってたいらげちゃうぞ」「きれいにぺろり」と、口に出たか出ないうちに、猫はぴょんとねずみにとびかかり、ぐいっとつかまえると、かわいそうにそのままぺろりと呑《の》みこんでしまったのです。どうです、世の中なんて、こんなものなんですね。 

  从此,猫再也没有被邀请去当教母。可是冬天来到了,外面再也找不到任何吃的东西。老鼠想到了它们准备的过冬的东西,便说:"走吧,猫!我们去取储存的猪油吧。我们可以美美吃上一顿。""是的,"猫回答,"那准会把你美得就像把你那尖尖的舌头伸到窗外去喝西北风一样。"它们动身去教堂,可它们到达那里后,看到猪油罐倒是还在那里,里面却是空的。"天哪!"老鼠说,"我现在终于明白是怎么回事了!你可真是个好朋友!你在去当什么教母的时候,把这猪油全吃光了!先是吃了顶上一层,然后吃了一半,最后......""你给我住嘴!"猫嚷道,"你要是再罗嗦,我连你也吃了!""......吃得精光,"可怜的老鼠脱口而出。它刚把话说完,猫就扑到了它的身上,抓住它,把它吞进了肚子。这世界就是这样!

雷人
1

鲜花

鸡蛋

路过

握手

刚表态过的朋友 (1 人)

评论 (0 个评论)

facelist doodle 涂鸦板

您需要登录后才可以评论 登录 | 注~册

小黑屋|手机版|咖啡日语

GMT+8, 2024-5-3 17:27

Powered by Discuz! X3.4

© 2001-2017 Comsenz Inc.

返回顶部