●「~ても」の意味用法
「~ても」は次のような形をとって、前文から予想される結果と逆のことが後文に現れること(逆接)を表します。
ても、
前文 後文 (文末)
従属節 主節
1.「~ても」非過去の場合
1)「~ても、~」
「~ても」が仮定的な事柄を表すときは、副詞「もし・万一・たとえ」などといっしょに使われることがあります。
(1)もし失敗しても後悔はしない。
また、「~ても」文は主節末にいろいろな意志表現をとることができます。
(2)親に反対されても、部活を続けろ。
続けたい
続けよう
2)「疑問詞+~ても」
「~ても」はしばしば疑問詞とともに使用されます。そこでは疑問詞は疑問の意味を持つのではなく、どのような条件でも、後文(主節)のような結果になることを表します。
(3)いくら覚えても、すぐ忘れる。
(4)どんなに説明しても、社長はわかってくれない。
(5)だれが首相になっても、同じことだ。
疑問詞は程度・頻度を表すときは、「いくら」「どんなに」「何時間」「何回」などが用いられます。人の場合は「だれ」、ものの場合は「何(なに)」が使われます。
3)「~ても~ても」
「~ても」を2度繰り返すことで、どちらの条件でも結果は同じだという意味を表します。動詞・形容詞などの肯定どうしを並べたり、肯定と否定を並べたりします。
(6)待っても待っても帰ってこない。
(7)雨が降っても風が吹いても、観察を続ける。
(8)朝ごはんを食べても食べなくても料金は同じです。
(9)結果がよくても悪くても気にしないほうがいい。
「~ても~ても」の多くは「疑問詞+~ても」で表すこともできます。
(10)待っても待っても帰ってこない。(=いくら待っても帰ってこない。)
(11)雨が降っても風が吹いても、観察を続ける。(=何が起こっても観察を続ける。)
2)過去の中の「~ても」
「~ても」文は過去の中でも用いられます。
(12)何度謝っても、許してもらえなかった。
(13) 母の病気は、手術しても治りませんでした。
● 「~ても」形の作り方
「~ても」は動詞・形容詞などのテ形に「も」が付いたものです。
|
動詞 |
い形容詞 |
な形容詞・名詞+だ
|
|
行っても
行かなくても |
忙しくても
忙しくなくても |
元気/休みでも
元気/休みじゃ/でなくても | |