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日本怪谈(三)
时间:2009-05-06 17:08:34  来源:咖啡日语  作者:tsuyoshi8621

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『ツーリング』



バイクメーンの友人から聞いた話です。

山本さんは 高校の時に免許を取り、
オートバイとつきあい始めて10年以上たつというバイク好きな人です。
普段は一人で峠を走らせる事が多く、
会社でも特につるむということもあまりない。
そんな彼に、後輩が出来た。
その高橋と言う男は人なつこく、
もともと面倒見のいい山本さんは 彼をかわいがるようになった。
ある日 昼食をとりながらバイクの話になった。

『ぼく、バイクって乗ったことないんですよ。\
乗ってみたいなあ』\

と、高橋が言うので
琵琶湖の方へツーリングにつれていくことにした。

『ひえー』

カーブの度に高橋は妙な悲鳴をあげる。
初めてバイクにのる高橋はしがみつくように山本さんの
腰にしがみついた。
琵琶湖を1周するうちに、
いつの間にか日が暮れていた。
ライトをつけて、右に左に続くカーブをクリアしていく。
高橋のしがみつく手にも力が入る。
車が一台しか通れないようなトンネルにさしかかり、
対向車を気にしつつ中にはいると、向こうから対向車のライトが!!
ハンドルを取られそうになりながらも、
何とか体勢を立て直した。
高橋の腰にかかる手に力が入る。
しばらく走っていると高橋が不意に言う。

『大切な物を落としちゃいました。
さっきのトンネルまで戻ってください。』

トンネルの入り口にたどり着くと、
ヘルメットが転がっている。
ああ、ヘルメットが脱げたのか。
近くまで行くと
後ろの高橋が言う。

『おいてかないでくださいよ』

変な感じだったそうです。
そして、気づいたんです。
道路の上のヘルメットから聞こえるんです。
目を凝らして見ました。

『ぎゃあ!!』

山本さんは瞬間悲鳴を上げた。
ヘルメットの中には首だけになった高橋が、
悲しそうな目でこちらを見上げていた。

おいてかないで...

肩越しに振り返ると、
首のない胴体だけが必死にしがみついていた。


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