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31.「~わけだ」
时间:2007-06-05 15:28:39  来源:日本語レッスン|http://homepage3.nifty.com/i-yasu/  作者:

31.「~わけだ

「~わけだ」は、ことの成り行きやものの道理などから必然的にそのような結論に達したということを表します。今起こっている、またもう起こったことに対して用いられます。

「~わけだ」にはいろいろな意味用法があります。以下に重要なものを取り上げます。

 

1)話し手の結論を表す

 (1)いつも遅刻をするから、先生にしかられたわけだ。

 

(1)は前文「いつも遅刻をする」が理由を、後文がその理由の結果「先生に叱られた」を表しています。そして、それは先生と生徒の関係では必然的な結果・結論を表しています。

 

 (2)あなたに本当のことをわかってもらおうと思って、来たわけです。

 

(2)も前文「本当のことをわかってほしい」が理由になって、後文「来た」ことが結論を表しています。

 

1)の結論を表す「~わけだ」は、(1)を例にとると次のような構文になります。

 

    いつも遅刻をするから、先生にしかられたわけだ。

       理由+から     結果 + わけだ

 

2)話し手の納得を表す

 

(3)A:このケーキおいしいね。

              B:ひとつ500円もしたのよ。

              A:ああ、じゃ、おいしいわけね。

 (4)A:どうしたの。

    B:先生にしかられたの。

    A:どうしてしかられたの。

    B:宿題してこなかったから。

    A:ああ、それでしかられたわけね。

 

納得を表す「~わけだ」は文頭に「それで/だから/道理で」が来ることが多いです。

初級レベルでは1)2)が中心になりますが、「~わけだ」は他にもいくつかの用法があります。

 

3)言い換えを表す

 (5)山田さんは今度北米の領事館勤務になった。つまり彼は出世したわけだ。

 

言い換えを表す「~わけだ」は文頭に「つまり/要するに」が来ることが多いです。

 

4)説明・主張を表す

説明・主張を表す「~わけだ」は、話し手が聞き手に物事を説明するときに現れます。「~わけだ」がなくても意味的には変わりませんが、「~わけだ」を付けることによって、文が説明的な意味合いを帯びてきます。

 

 (6)私はもう20年もこのウイルスの研究をしているわけですが、まだその実態が見え

    ていないというのが実情です。

 (7)私が声をかけても彼は知らん顔をしているわけです。そういうときは、私も腹が

    立ってきます。

 

●「~わけだ」の作り方

「~わけだ」はその前に「動詞」「形容詞」「名詞+だ」の普通形をとります。

ただし、「な形容詞」と「名詞+だ」の非過去・肯定の場合は接続の形に注意が必要です。

「名詞+だ」の非過去・肯定では「~の(な)わけだ」が使われますが、「~というわけだ」が使われることも多いです。

 

    動詞

   い形容詞

  な形容詞

名詞+だ

行く

行かない+わけだ

行った

行かなかった

痛い

痛くない+わけだ

痛かった

痛くなかった

元気な

元気じゃ/ではない+わけだ

元気だった

元気じゃなかった

休みの/な/という

休みじゃ/ではない+わけだ

休みだった

休みじゃなかった

 

●「~わけだ」の否定形

「~わけだ」にはいくつかの否定表現があります。

1)「~わけだ」の前を否定にする

 

 (8)彼女は病気だから、会議には出られないわけだ。

 

これは病気であることが理由で、「会議に出られない」という話し手の結論を述べた文です。

2)「~わけがない」

 (9)病気の彼女が会議に出られるわけがない。

 

ある事柄が成立する理由・可能性(ここでは「会議に出席する可能性」)がないという話し手の強い主張を表します。この「~わけがない」は「~はずがない」に置き換えることができます。

 

3)「~わけではない」

 (10)彼女は病気だが、会議に出られないわけではない。

 

「絶対会議に出られない」という全面否定ではなく、「無理をすれば出られる」という部分否定を表します。次の例もそうです。

 

 (11) お金持ちがみんな幸せなわけではない。

 

4)「~わけにはいかない」

(12)       いまさらこの工事を中止するわけにはいかない。

 

「工事を中止することが不可能である」というように、「そうすることが不可能である」ことを表します。

 

●「~からだ」と「~わけだ」

次の学習者が作った文を見てください。

 

(13)       先生にしかられたのは、宿題をちゃんとしなかったわけだ

→先生にしかられたのは、宿題をちゃんとしなかったからだ

 

(13)は学習者が「~からだ」と「~わけだ」を混同した例です。「宿題をちゃんとしなかった」が理由で、「先生に叱られた」はその結果です。

 「理由+から、 結論+わけだ」に当てはめると、(13)は次のようになります。

 

(13)’ 先生にしかられたのは、宿題をちゃんとしなかったからだ

(13)’’ 宿題をちゃんとしなかったから先生にしかられたわけだ

 

    「~はずだ」と「~わけだ」の比較

「~はずだ」は話し手がある根拠にもとづいて当然こうなるという確信(期待)を表します。

「~わけだ」は、ことの成り行きやものの道理などから必然的にそのような結論に達したということを表します。

 

(14)a.今日は会議があるから、社長が来るはずだ。 

   b.今日は会議があるから、社長が来るわけだ。

 

       ~はずだ

      ~わけだ

根拠     → 判断(確信・期待)

会議がある。(であれば)社長が来るはずだ。

根拠  → 判断(結論

会議がある。(だから)社長が来るわけだ。

 

(14)では、「今日会議がある」ことが根拠・情報となり、aでは「そうであれば社長が来る」と確信・期待する表現として「~はずだ」が用いられます。一方、bでは、「今日会議がある」ことが根拠・情報となり、「だから、社長が来る」と論理的に結論付ける表現として「~わけだ」が用いられます。


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