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【天声人语】06年11月23日 樋口一叶
时间:2007-12-14 13:51:11  来源:本站原创|http://coffeejp.com/blog/index.php/27935/viewspace-3217  作者:华南虎

ほのかに、新しい木の香が漂う。外が見通せる明るい階段の先に、二十と四年で世を去った明治の人の世界があった。

若有若无之间,新木微微飘香。在从室外也清晰可见的采光良好的楼道尽头,是一个二十又四岁时离开人世的,明治时代之人物的世界。

 作家・樋口一葉(ひぐちいちよう)にちなむ資料を所蔵する東京の「台東区立一葉記念館」が今月、新装なって開館した。木の香りは懐かしさを誘うが、打ち立てのコンクリートの壁からは資料を劣化させかねないガスが出るという。紙の資料は複製が展示されている。

藏有作家・樋口一叶相关资料的东京台东区立一叶纪念馆已重新装修一新,在本月对外开放了。木材的清香是令人留恋的,可据说新建的水泥墙会散发出一种会损害资料的气体。因此,所展示的纸质资料均是复制品。

館内を巡って、短く、しかし強く生きた一葉の生涯をたどると、改めてその際立った心意気が思い出された。22歳の年の日記にこう記した。「人情かみの如くうすく……世はいかさまにならんとすらん……わがこゝろざしは国家の大本にあり」

漫步馆内,追溯一叶短暂却又坚强的一生时,她那卓而不群的志向再次牵动我的心怀。在她22岁那年的日记中,有这样话语:“人情薄如纸……毋使世道虚伪昌行……吾志在国之根本”
 
一方に、あの「たけくらべ」の哀切(あいせつ)な世界がある。「廻れば大門(おおもん)の見返り柳いと長けれど、お歯(は)ぐろ溝(どぶ)に燈火(ともしび)うつる三階(がい)の騒ぎも手に取る如く……」(岩波文庫)。吉原の遊郭(ゆうかく)という独特な場所の周辺に生きる人々の思いを、見事に描き出した。

而与此同时,她又有着在《青梅竹马》种所展示出来的哀婉的另一面。“转身过去,大门处的回望柳,柳丝柔长,喧闹不已的三楼上的灯火映在齿黑沟里,似也触手可及……”(岩波文库)。如此这般,把生活在吉原青楼这一特殊场所四周的各色人等的感受生动地勾画了出来。

森鴎外主宰の雑誌「めさまし草」の合評(がっぴょう)欄に「たけくらべ」に関する一節がある。「此人の筆の下には、灰を撒きて花を開かする手段あるを知り得たり……此人にまことの詩人といふ称をおくることを惜しまざるなり」

在森鸥外主编的杂志《觉醒草》的多人评论栏里,载有关于《青梅竹马》的这么一段:“由此人笔下,可领教泼灰亦可令之开花的手段……此人堪称为真诗人”。

館を巡り終えて、まことの詩人の肖像が印刷された札を、1枚取り出してみた。他の札と違って、5千円は札束にはなじまないようだ。使われる時も1枚だけのことが多い。一葉は、札になっても一葉か。それが、やや切なくもあり、あの心意気の高さにはふさわしいようでもあった。今日が、命日にあたる。

结束参观后,我取出一张印有真诗人肖像的纸币仔细端详。觉得与别的面值的纸币不同,这种5千日元的纸币似乎不宜成沓。使用时,通常也是只用1张。一叶,印成纸币后也仍是一叶(页)?这未免令人黯然,却与其孤高气质也相仿佛。今天,正是她的忌日。


相关链接:
樋口一叶:红颜薄命的天才女作家
11月1日,日本银行(相当于中国人民银行)时隔20年再次发行1万日元,5000日元和1000日元面值的新钞,日本的几乎所有的新闻媒介都大张旗鼓舞文弄墨进行了报道。其中最为引人注目的话题莫过于被选为新5000日元纸钞正面图案的日本明治时代的女作家---樋口一叶。

樋口一叶:本名奈津,出生于明治5年(1872`年)3月25日、明治29年因患肺結核不治身亡,结束了她短暂的生涯。在她短短24年的人生旅途中,为后人留下了《青梅竹马》《浊流》《十三夜》等撼世之作。
选用女性的肖像作纸钞的正面图案,在日本史无前例。一般认为,选择樋口一叶之理由是因为她是“女性走向社会的先驱者”,而她给人留下的印象往往是“才华横溢,但英年早逝,壮志未酬!”。

在樋口一叶去世后,在她爱用过的书桌的抽屉里,发现了这样一张纸条。上面写道“我是为了抚慰世间女性们的病苦和失望而降生到这个世上的《诗(小说)神之子》...”。这是她立志成为小说家时,写给自己的座右铭。

樋口一叶,一直抱着“在明知时代这样一个极其封闭的男性社会,立志成为女性走向社会之先驱”这样一个不屈的信念,直至走到生命的尽头。


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