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【天声人语】04年11月5日 日本的新面孔
时间:2007-12-14 17:57:09  来源:本站原创|http://coffeejp.com/blog/index.php/27935/  作者:华南虎

“日本的新面孔”。在大街上,我看到报道新纸币发行的宣传画上印着这样的宣传语。但是印有那张新面孔的纸币却老也弄不到手。于是我就去据说会有新纸币出来的银行兑换机前,排了一小会儿队,终于得以一睹尊容。

5千日元纸币上的樋口一叶依然是眉清目秀,然而与以前看到过的照片似乎有点不一样。也许因为年轻,没有皱纹,稍稍有点呆板。一千日元上的野口英世就跟印象里某张照片一模一样,盯着东西看的双眼,有一股压人的悍气。

英世也和一叶一样生前与钞票缘薄。“总之,始作医士,谁莫能外,可谓身无分文,寸步难行之际。你就当有个放浪不羁的兄弟,灰心之余,慨然接济吧……”。这是他向老家福岛·猪苗代的老朋友厚颜索要十日元的书信(《野口英世》朝日选书)。

在读了坪内逍遥的小说《当世书生气质》后,他就把名字从清作改成了英世。因为书中写了一个名叫“野野口精作”的农村出身的学医的学生游手好闲的情景。而该书又读者甚众,据说他担心有人会把他误解成为“精作” 的原型,所以改了名字。

不久英世远渡重洋去了美国,在洛克菲勒医学研究用功。“英世的半生是……靠借债赖帐度日。最后,他终于找到了借多少钱都不会破产的资助人——-洛克菲勒(注:1839~1937北美实业家,石油大王)”(同上选书)。

在英世当上研究所的助理100年之后的今年,在挑选下一届总统的选举中,现任总统好不容易才脱颖而出。而“美国的面孔”仍依然如故。

 

「ニッポンの、新しい顔です」。そう印刷された、新札の発行を告げるポスターを街で目にする。しかし、その顔はなかなか手元にやってこない。新札が出てくるという、銀行の両替機の前に少し並んで、対面した。

 5千円札の樋口一葉は、やはり目鼻立ちがくっきりとしているが、これまで見た写真とは、どこか違った印象を受ける。若いので、しわがないせいか、ややのっぺりとしている。千円の野口英世は、見覚えのある写真そのもので、物を見据えるような両の目が、押しの強さを思わせる。

 一葉もだが、英世も、お札からは縁遠かった。「兎(と)に角(かく)医士になり初めは誰しも同し事、金子(きんす)必要是非なくては如何とも致兼(いたしかね)候間、此際放蕩なる弟を持つたとあきらめて御恵送……」。故郷の福島・猪苗代(いなわしろ)の旧友に十円を無心した手紙である(『野口英世』朝日選書)。

彼は、坪内逍遥の小説「当世書生気質」を読んで、清作から英世へと改名した。作中に「野々口精作」という地方出身の医学生が遊蕩(ゆうとう)する場面がある。かなり広く読まれているので、「精作」のモデルだと誤解されないかと恐れたという。

やがて英世は渡米し、ロックフェラー医学研究所で力行する。「英世の半生は……借り倒しのそれであった。そして最後に、いくら借りても相手が倒れることのないスポンサー、ロックフェラーをついに見つけた」(同選書)

英世が研究所の助手になってから100年の今年、次の大統領を選ぶ選挙で、現職がかろうじて逃げ切る。「アメリカの顔」の方は、変わらなかった。


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